臨済禅 黄檗禅 公式サイト 臨黄ネット 臨黄寺院ネットワーク | English | 中文 | サイトマップ
サイト内検索
ホーム 本山紹介 禅とは 坐禅と修行 法話と禅語 寺院検索 FAQ リンク
坐禅と修行
坐禅入門
坐る前の準備
坐ってみる
坐禅会情報
修行
修行(雲水の生活)
修行(雲水の生活)一覧に戻る
参堂入衆の前晩 さんどうにっしゅのぜんばん
 庭詰、旦過詰。五日間の人物試験ともいうべき、僧堂掛搭のための懇願期間は緊張の連続であった。五日目の晩に旦過寮の障子が静かに開いた。「こちらへ」と案内者に導かれて、彼は僧堂の取締役である知客っさんに面接する。
 知客っさんは僧堂の統轄者で、副司(会計)の役も兼任している。三十がらみの古参雲水で、一癖二癖もありそうなつら構え。洗いざらされた木綿衣もあせて、紺色だけが残っている。一見して久参底の御仁という風格がにじみ出ている。
 彼の居室を副司寮ともいう。飾りけのない、さっぱりというよりも、むしろ殺風景な部屋である。敷居ぎわに座り、「お願いします」と声をかければ、響きに応じるがごとく、「ハイッ」という返事が返ってくる。
 障子を開けて、深々と一礼する。中を見ると、前に警策という四尺くらいの棒を置き、提灯と称する手行灯に灯をともし、薄暗い中に座っている。そこはかとなく威圧が感じられる。室に入って、知客っさんの前に座り、額を疊につけた姿勢でつぎの言葉を待つ。
「再三、貴士の掛搭をお断りしたが、如法に庭詰などを過ごしたことでもあり、願心のほども知った。よって、明朝、参堂(雲水の仲間入り)を許す。授業寺の和尚さまからお閑をいただいて修行に来たのだから、道場の規矩を守り、専一に己事究明(真理をきわめること)に努力しないときは、即刻下山してもらう」
 と、いちおうの訓戒と、大事了畢(己事究明)までは決して下山しないことを誓約させられて、引き下がる。今までの苦労を忘れ、ホッとする瞬間でもある。
△このページのトップへ戻るる
臨済宗黄檗宗連合各派合議所 Copyright(C)2000-2004 Joint Council for Rinzai and Obaku Zen. All rights reserved.