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禅僧になったアメリカ人

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zenso_tom
1,760 円(税込)
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トーマス・カーシュナー その半生記
四六判並製本・424頁
平成18年5月31日発売
ISBN978-4-88182-210-4 C0015
人生の荷物はできるだけ少ない方がいい。自己をも捨てきれたら、他に願うことは何もない。トーマス・カーシュナー

 京都嵐山で畑を耕しながら一人住まう、日本に在住して40年近いアメリカ人の臨済宗禅僧トムさんの自伝。
 母国アメリカでの高校生時代に鈴木大拙博士の著書を読んで禅を知り、大学では柴山全慶老師の禅講座を聞いて、在学中に学園紛争真っただ中の早稲田大学へ留学。弓道の稲垣源四郎先生を通して坐禅を始め、縁あって、加藤耕山老師に見え、居士として耕山老師の弟子の塚田耕雲老師に参禅、その後、神戸祥福寺の山田無文老師のもとで居士のまま約三年間の僧堂生活を送る。
 妙心寺派の山中宗睦師について出家して雲水となり、改めて湊素堂老師の鉗鎚を受けに鎌倉建長寺へ掛搭する。
 しかし、鬱になって自殺を考えたり、禅の修行のために大学を退学したことを悔いてもう一度大学に入学したり……。文字通り紆余曲折ながらも真摯で淡々とした半生記は、自己をみつめることを忘れかけた我々に不思議な感動を呼び醒す。
←挿絵は全てトムさんご本人によるものです!





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